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きみは越路吹雪を知っているか

紅白の『ヨイトマケの唄』はすばらしかった。

ずっと昔にネットで動画を見た時、そのパワーに圧倒され、心を揺り動かされ、うっかり涙まで流してしまった。こんなことはそうそうない。

真に価値あるものは易々と時代を超え、人の心に深く刺さるものなんだなとその時思った。

しかしなんてったって年だから。感動したがゆえに、あれを不完全な形で見ることになるのは嫌だなーと思ってたりしたが、まったくそんな心配はいらなかった。美輪明宏おそるべし。

 

で、ここにもう一人、今までネットで動画を見てきた中で、同じようにオレの心を大きく揺り動かした人物がいるので紹介したいと思う。

美輪明宏を陰とするなら彼女は陽。

彼女の名前は“越路吹雪„。

 

 
越路吹雪 サン・トワ・マミー 1978

 越路吹雪もまた美輪明宏と同じように多くのフォロワーを生んだ。この曲なんかは忌野清志郎がカバーしてたりして結構有名ではある。そもそもオレも母親がこの曲が好きでよく歌ってたりしたから名前と曲を知ってたんだけど、本物が動いているのを見たことはなかった。

 

まず何はともあれそのメイクにギョッとする。最近どっかの外国でアニメ目にメイクするのが流行っているというのが話題になってたが、まさにあんな感じだ。

バラード調だから動きこそ少ないけど、そのかわりここでは存分にその顔芸が楽しめる。

彼女が時々カッと目を見開くさまは厚化粧と相まって、歌舞伎の「見栄」を連想させる。表情の変化だけで飽きさせず、ついつい見入ってしまうだろう。

見よ、これが本物だ。

かつてWAHAHA本舗の梅垣義明という芸人がやっていたのはこれだったのだ。元ネタ知らなくてもそれなりに楽しめたけど、本物は格が違った。

いやこれ絶対薬とかやってるだろw

 

で、これである。

ここに越路吹雪のエッセンスは凝縮されていると言っていい圧巻のステージ。

 

奇妙な動きをしながら迫りくる吹雪

揺れる二の腕

笑いをこらえるベース

苦笑いするピアノ

溜めに溜めまくってついに壊れだす吹雪

 

 

 

天の岩戸を開くべくアメノウズメが踊ったというダンスって、こういうものだったんじゃないだろか。

そりゃアマテラスも見るわw